【ネタバレ】韓国映画「哭声」感想

この記事の所要時間: 454

家の近所のミニシアターでやっている韓国映画特集。

昨年の話題作を一気に3本上映してくれていて、

まずは「アシュラ」を鑑賞して先日ネタバレ感想を書いたところ。

2本目は「哭声」です。

 

2017年3月11日 日本公開

2016年/韓国/156分/韓国語/原題:The Wailing

監督・脚本:ナ・ホンジン

出演:クァク・ドウォン / ファン・ジョンミン / 國村隼 / チョン・ウヒ 等

配給:クロックワークス

公式サイト:http://kokuson.com/

 

 

話題作だけにだいたいのお話は知ってはいたものの、

「アシュラ」よりももっと田舎のとある村で起こる奇怪な殺人事件。

よそ者に向けられる閉鎖的な感情、噂話、謎が謎を呼んで、

とんでもない結末と進んでいくオカルト的なお話でした。

「アシュラ」に続いて、クァク・ドウォンさんとファン・ジョンミンさん、

それに怪しい日本人役で國村隼さん。

「チェイサー」と同じ監督か~怖いんだろうな、と思ったけど、

ホントに怖かった …

 

☆あらすじ☆

「チェイサー」「哀しき獣」のナ・ホンジン監督によるサスペンススリラー。

平和なある村にやってきた、得体の知れないよそ者の男。男が何の目的で

この村に来たのかは誰も知らない。村じゅうに男に関する噂が広がる中、

村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した村人に共通して

いたのが、湿疹でただれた肌に、濁った眼をして、言葉を発することもできない

状態で現場にいることだった。この事件を担当する村の警官ジョングは、

自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。娘を救うために

ジョングがよそ者を追い詰めるが、ジョングの行動により村は混乱の渦が

巻き起こってしまう。警官ジョング役にドラマや映画の名脇役として知られ、

本作が初主演となるクァク・ドウォン。國村隼がよそ者の男を演じ、

韓国の映画賞・第37回青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と

人気スター賞のダブル受賞を果たした。

引用:映画.com

 

さて、お話とネタバレと感想。

 

のどかな田舎の村に突然起こる家族残虐殺人事件。

犯人には謎の湿疹。

毒キノコを食べたんだ!

あの得体の知れない日本人が引っ越して来てからだ!

と噂が噂を呼ぶ。

主人公はこの村の警察官(ドウォンさん)

小心者で怖がってばかりなんだけど、自分の娘に同じ湿疹が

出来ていることを発見。

半信半疑だったドウォンさん、次々に起こる現象から

よそ者のせいに違いない!と思うようになり直接対決。

 

©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

 

國村さんは日本語しかしゃべらず、違法捜査をされても

出ていくそぶりは見せない。

娘が凶暴になってしまったのを鎮めようと祈祷師に依頼。

その祈祷師がジョンミンさん。

祈祷師までもよそ者が原因だと断言。

追い詰められた國村さんは車に跳ねられ崖から突き落とされる。

何とも悲劇的。

 

娘の様子も元に戻り、これで一件落着かと思いきや …

祈祷師がよそ者ではなかった、女に注意しろと。

その時、まさに目の前にいる謎の女(ウヒさん)

謎の女を振り払って自宅に戻ると、家族が残虐な姿に。

 

©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

 

死亡したと思われた國村さん、洞窟に潜んでいて、

そこへ警察官の通訳をしていた教会の助祭の男が正体を突き止めに

やってくる。

「わたしが何者か、わたしの口でいくら言ったところで、

お前の考えは変わらない。お前は今もわたしが悪魔だと …」と

國村さんが言うと、顔がみるみる悪霊の顔へと変わって襲って来る。

ここでエンディング。

 

この映画のテーマは “混沌、混乱、疑惑” だそう。

 

中盤に出てくるキリスト教の神父さま。

ドウォンさんに「病院に戻って医者を信じなさい」

「わたしに出来ることはありません」ときっぱり言うのですが、

もう聞く耳も持っていません。

周囲に流されて何が真実が自分の目で見ていなかったドウォンさん。

最後によそ者と対峙した助祭でさえも、恐怖に負けて彼を疑ってしまった。

その行いで悪霊が目覚めた … といった感じなのでしょうか。

最後の解釈はいろいろあるかと思います。

もしかしたら、向き合ってくれた助祭にだけ本当の姿を見せたのかもしれません。

 

©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

 

他人の印象や行動によって、それぞれに感じることが違う分、

何を信じて、何を疑うか、流されずに自分で判断することが

大事なのだと、この作品から受け取ったメッセージでした。

 

最後に、この作品も結構エグイ映像や、衝撃的なシーンも多いです。

苦手な方にはお薦めできません。

しかし、普段見れない國村さんが見れます。

機会があればぜひ。


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