観たい映画に挙げていた
「LION ライオン 25年目のただいま」
先日観て来たので、ネタバレ含む感想を …
4月7日から公開。
アカデミー賞6部門にノミネートされた作品だというのに
公開している劇場数が非常に少ない!
予告を観た段階で絶対観たい!と思ったのに、
下手したらすぐ公開終了してしまいそうで、
観れないかと思いましたが~~
まず、観終わった感想を言うとすると、すごく良かった。
いい映画を観た。
実話なのでだいたいのストーリーや結末が分かっていたけど
それでもすごくいろんな感情が湧き上がってきて
一緒に体験したかのような気持ちになって
共感して、感動して、安堵して、泣きました。
☆あらすじ☆
インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで
故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」の
デブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら
豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。
1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、
兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、
家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。
そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。
25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも
行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを
頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。
引用:映画.com
主人公(少年)サルー/サニー・パワール
とにかく可愛いんです。
インド全土からオーディションをして抜擢された天才子役らしく
家族と一緒にいるときの可愛い表情と
独りになってからの切ない表情を巧みに演じています。
5歳で兄とはぐれてしてまって、
どんどん知らないところに連れていかれる恐怖、
考えただけで胸が苦しくなりました。
まず、兄とはぐれて電車に閉じ込められ、
着いた先は1600kmも離れた知らない場所。
5歳だけど、そこで生きていく術を模索して、
危険な目にも遭いながら暮らしていくんです。
路上にいたところを男性が警察へ連れていってくれて
孤児院に入ることになるが、そこの環境も劣悪。
しかし運良く慈善団体の職員のおかげでオーストラリアの夫婦と
養子縁組をします。
英語を覚えるところから始めて、大学まで進学。
彼女もできて家族と離れて暮らしていたところで、
自分のルーツを知りたくなる。
そこから自分の故郷探しが始まります。
サルー(青年)/デブ・パテル
大人になってからのサルーは裕福に暮らしている一方
何か心に引っかかっている。
故郷にいる家族が探している、心配している
元気であることを伝えたい。
でも、その感情は不自由なく愛情を注いでくれた
今の家族への裏切り、後ろめたさのような気持になり葛藤する。
少年時代のサルーが辿って来た場面や風景、
青年になったサルーが自分探しをする場面などはすごい世界観で、
大きなスクリーンで観た価値がありました。
世界って広いな~、自分ってちっぽけだな~、って感じます。
結果、
最後には自分の故郷を探し当て、母親と対面。
自分の名前はサルーではなく、「シェルゥ」が正しい発音だった。
ヒンディー語で「ライオン」という意味というところからくるタイトル。
新しい家族に出来た弟、離ればなれになった兄。
いろいろな人と出会ってたくさんの体験をしてきたサルー。
「家族との絆」を感じられる素敵な映画でした。
エンドロールは最後まで必ずご覧になってくださいね。
実際のサルーが実母と養父母と会う場面や、
自分の名前や兄の話、すべてが分かります。
機会があればぜひ映画館で観てくださいね☆
ほな。